本好き社会人1年目のユトです
この記事では
・ビジネス書で何を読むか迷っている
・前田裕二のことを知りたい
・今何がしたいか分からない
という方のために、おすすめの書籍の『人生の勝算』を紹介します
僕自身、たくさんのビジネス書(累計300冊程度)を読んできましたが、僕の人生を変えた数少ない本の一つです
本を一言で表すと
SHOWROOMの代表取締役社長の前田裕二さんがSHOWROOMを立ち上げるまでの人生が詰まっている最強のビジネス書です
より具体的な内容についてはこれより解説していきます
貧乏だった幼少期ときっかけ
今や誰もが知る起業家の前田裕二さんですが、幼少期はむしろ困難の連続だったそうです
8歳の時に両親をなくし、お金に不自由だった前田さん
しかし、アルバイトをしようにも小学生だったためにどこも雇ってくれなかったそうです。
そんな時に、親戚のお兄さんからアコースティックギターを譲り受けます
このギターこそが前田さんの経営者としての原点となったのです
路上ライブで身につけた人生とビジネスの本質
お金を稼ぎたかった前田さんは譲り受けたアコギを使い路上ライブを始めることにしたそうです。
始めは当時住んでいた東京の葛飾区や足立区の駅前で自分で作ったオリジナルソングを歌っていましたが、なかなかお客さんは止まってくれません。
前田さんはどうやったらお客さんがとまって曲を聞いてくれるかを必死に考えます。
そもそも、自分がお客さんの立場だったらどうか。
みすぼらしい小学生が路上でライブしていても怖いと思われると考えた前田さんは、戦略を練り直し、歌う曲をオリジナルソングからカバーソングに変更しました。
そこで前田さんは「未知より既知」という仮説を立ててカバーソングを歌ったそうです。
すると少しずつお客さんが止まるようになり、少額ですがお金もいただくことに成功したそうです。
前田さんはここで
作戦を立てれば自分の思い通りの結果に導けることとなぜ少額しかもらえなかったのか?という二つの側面の気づきを得たそうです。
前田さんは新しく「葛飾区の住民はお金を恵むほど生活に余裕がない」という仮説を立てて港区の白金で路上ライブをするようになります。
しかし、葛飾区ほど人が立ち止まらなくなってしまったそうです。
前田さんは身綺麗な大人の女性が多いことに気づき「未知より既知」の原則に従って松田聖子さんや美空ひばりさんなどのカバー曲を歌ったことで多くのお客さんが小学生が大人世代の曲を歌うことに関心を示すようになったそうです。
半年後には月に10万円程度稼げるようになっていたそうです。
前田さんは試行錯誤の中で「濃い常連客」を作ることが最も重要だということに気づいたそうです。
SHOWROOMの誕生
前田さんはSHOWROOM立ち上げる以前から当時のエンターメント業界に深く疑念を抱いていました。
生まれ持ったルックスやコネなどで、運命のほとんどが決まり、努力や工夫で成り上がることが難しかったからです。
不遇や逆境が、むしろ這い上がるためのバネになるということ、そして正しい努力が必ず報われるということを自らの人生を通じて証明したい
これが生きる上でのモチベーションであり、SHOWROOMを成長させる上での原動力となっているそうです。
生まれた境遇や人種などの、自分ではどうにのならないハードルを、熱量や努力次第で超えられる仕組みを作りたい。
前田さんのこのような思いからSHOWROOMは誕生しました。
感想
この本を読んで、純粋に成功するために前田さんは一般人とは比べ物にならない努力や工夫していたことを知り、大学生の何も考えていなかった時代の僕を変えてくれました
小学校の頃から失敗したら仮説を立てて検証し、改善するという作業をしてるのはもう頭が上がりません
僕が仮説思考を身につけたのは社会人になってからですからね笑
誰よりも努力や工夫をしていた前田さんが、SHOWROOMというサービスを通じて、誰もが熱量や努力が報われる世界を作ろうとしているという背景を知り、ますます尊敬の念が強くなりました
最後に、この本にはここに書いてはいない、「前田さんの外資銀行サラリーマン時代の話」や「SHOWROOMがどのようにして拡大したか」など他にもたくさんのことが学ぶことができます
この本は間違いなく、あなたの人生を変える一冊になりうる可能性を持っています
起業したい人・人生を変えたい人・前田裕二という存在を知りたい人は必ず買うべき一冊です
この本を読んで損したなんてなることはないことを僕が保証します