本好き社会人1年目のユトです。
「もうすぐ社会人になるけど、何をすればいいの?」
そんな方のために社会人1年目をもうすぐ終える自分が、社会人1年目に読んでよかったなと思った本を紹介したいと思います。
この本を読めば、仕事の鉄則・成功するための入社してからの過ごし方を完全にマスターすることができます。
著者は元ライフネット生命取締役会長の岩瀬大輔さんで累計発行部数は驚異の60万部!
10年以上売れ続けているベストセラー本なので読んで間違いのない一冊です!
この本の著者の岩瀬さんが語る仕事の原則は
- 頼まれた仕事は必ずやり切る
- 50点で構わないから早く出せ
- つまらない仕事はない
の3つです。
社会人1年目を終えた自分にとってもこれは納得のできる非常に痛感した3種類だと感じました。
この3つの原則すべて、誰もが一度はつまずくポイントなのできちんと理解していきましょう。
- 頼まれた仕事は必ずやり切る
社会人1年目は覚えることが多い中で、データ集めや打ち込みなどの業務を含めた多くの仕事が回ってきます。
回ってくる仕事が多いために「まだ終わってません」や「忘れてました」ということがやってしまう人も少なくないのです。
逆に言えば、これらをきちんとやり抜くだけでやっていない人と差をつけることができるのです。
- 50点で構わないから早く出せ
社会人1年目なのだから初めてのことでわからないこともあり、つまずくこともあります。
ですが、つまずいた時に「ここまでできてて、ここでつまずいています」と事前に上司に伝えることで、上司から助け舟を出してもらい仕事をやり抜くことができます。
上司からしたらできないことは承知なので、自分の力でできるところまでを早く出すようにしましょう。
- つまらない仕事はない
先ほども書きましたが社会人1年目はとにかくデータ集めや打ち込みなどの仕事をすることが多いです。
何も考えずにそのまま仕事をしてしまうとつまらない仕事になってしまいます。
ですが、その仕事を何のためにやるのかを考え、知ることでそれが単純作業から別の意味のものに変わることもあります。
こちらは次章で解説をします。
また著者は具体例としてプロ野球選手のイチロー選手のことも挙げています。
イチロー選手程のスーパースターでも朝起きてからの動作や打席でのルーティンから基礎練習まで気の遠くなる程繰り返していました。
このつまらないと思われていた繰り返しの動作を意味をもってやっていたということでイチロー選手は成功したのです
例えばあなたが会議の議事録をやるとしましょう。(社会人1年目はやることが多いです)
初めてやることになったあなたはひたすらに会議での発言を取りまとめるでしょう。
しかし、議事録とは発言録を取ることではありません。
議事録はその会議で決まったことと決まらなかったことをまとめ、次の会議をスムーズに進めるためのものなのです。
言い換えれば
あなたが議事録を取ることで次の会議をスムーズに進めることができるのです!
他の事例も見ていきましょう。
この資料印刷しておいてと上司に頼まれたとします。
あなたはこう思うはずです。「はいはい、印刷ね」と。
しかしこう考えてしまうのはこの印刷するという仕事を何のためにしているかということです。
ただ、印刷する仕事に関しては自分で考えてもわからないので、仕事を受ける時に上司に「これは何に使われるんですか?」と聞きましょう。
「来客者用」かもしれないし、「会社の偉い人用」かもしれません。
たかが印刷ですが、何のためにするのかを知るだけで責任感が生まれ意欲的に取り組むことができます。
もしこの資料が「会社の中長期プロジェクト用の資料」だったとしたら、コピーする際に中身をチラッと見ることで
自分の会社はこういう風に成長しようとしてるんだと社会人1年目でも学ぶことができるのです。
何でもないような仕事が、何のための仕事かを知るだけで価値あるものとなり、自らの成長につながるのです。
あなたが入るような多くの企業では、研修制度や教育制度があります。
同じことを受けた人たちなのに、なぜ仕事ができる人とできない人いるのでしょうか?
答えは簡単で、研修制度や教育制度では限られたことしか教えられないからです。
その後は個人の努力でできる人とできない人になるかならないかが決まります。
では、どうやったらできるよう人になるのでしょうか?
その答えは
上司や先輩の仕事ぶりを盗んで真似をすることです。
あなたが思っている以上に上司や先輩は優秀です。
あなたが考えて行なっているよりもより早く効率の良い方法を知っています。
しかし全てを真似してはいけません。
自分よりもできない先輩や自分に合わないことを真似しても、かえって悪い方向に進んでしまいます。
大事なのは自分がいいと思った部分を真似するということです。
他の人から新たな気づきを得たら、「へぇ〜すごいなぁ」じゃなくすぐに真似をしましょう
多くの人のいいところを真似をして成長したいと考えたら、いろいろな人に会ったり、いろいろな経験をすることに意欲的に取り組んでいきましょう。
入社してからの数ヶ月の間は、あなたがどんなに優秀だったとしても全ての仕事を完璧にこなすことはできないです。
先輩や上司から叱責を受けることもあるでしょう。
ですが、決して人間性や能力を否定してるのではなく、仕事上のある行動が間違っていると指摘されているだけなのです。
先輩や上司も最初から仕事を完璧にこなしてくれるとは思ってません。
ミスはしてもいいのです。
しかし同じミスを繰り返すことは別です。どんなに温厚な上司や先輩でも同じミスが続けば、本気の叱責が飛んできます。
あなた自身に置き換えても、同じミスを繰り返すということは成長していないということなのです。
「これから気をつけます」というのは簡単ですが、それだけだとまた同じミスを犯す可能性があります。
ミスの再発を防止するには
失敗から原因を特定し、ミスが起こらない仕組みを作ることです
例えばあなたが「やっておくべき仕事を忘れてしまってやっていない」とします。
当然上司からは指摘をされますがこの後のアクションが大事なのです。
「次からは気をつけます」と言ってしまったらダメなのです。
ではどうすればいいのでしょうか?
今回忘れてしまったのは、あとでやると頭で覚えてたことにあります。
あなたの頭はそんなに優秀ではありません。他の仕事がある時は誰だって忘れてしまいます。
つまりこの原因を解決する仕組みを考えればいいのです。
「言われたことをその場でメモする」これだけで解決です。
デスクに付箋を貼るでもいいし、タスク管理ツールを使っても構いません。
大事なのは再発を防止する仕組みを作ることです。
大事なのでもう一度いいます
再発を防止するにはミスが起こらない仕組みを作りましょう
見出しを見て「は?」と思った方も多いと思います。
ですが、ビジネスマンもアスリートも根本は変わらないのです。
ビジネスマンにとってもアスリートにとっても最も大事なのはコンディショニングです。
100点の能力を持っているのに50点のパフォーマンスしかできない人
60点の能力だけど60点のパフォーマンスを出せる人
いうまでもなく後者の方が会社では重宝されます。
つまり能力値よりもどれだけのパフォーマンスが出せるかが大事なのです。
ビジネスマンがパフォーマンスを出すために、コンディショニングを整える必要があります。
しかし、アスリートと同様、大事なのは食事・運動・睡眠なのです。
最後に
今回は社会人1年目に絶対読んでおきたい「社会人1年目の教科書」という本の中で自分がこの1年間を踏まえて大事だと思ったことを中心に書きました。
この本にはこれ以外にもたくさんのエッセンスが合計で50個も書かれています。
3万部売れればヒット作と言われる出版業界の中で累計発行部数60万部超えていて
10年間売れ続けている大ベストセラー本なので読んでおいて決して損はありません。
これから社会人を迎えるあなた、もうすぐ社会人1年目を終えるあなたに読んでいただけたなら幸いです。